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有機合成をしてる日本酒好きな北大生が,思いついたこと垂れ流します。
3年次に就活して内定貰ったのに,やっぱ研究したいと思って大学院に進学したり ,
インドに留学するために休学したり。絶賛人生迷走中。

血肉に刻み付けたい暴力的なまでの言葉の数々。「たった一人の熱狂」

読書

今までに幻冬舎の小説を何冊読んだか分からないけれども、

社長の名前は全く知らなかった。

正直に言って、興味がなかった。

たまたま「見城徹」という名前を知ったのは3週間ぐらい前。

けれども、その名前を忘れることは一生ないと確信している。

そう断言できるほど、凄まじい本に出会えたことを嬉しく思う。

たった一人の熱狂-仕事と人生に効く51の言葉-

たった一人の熱狂-仕事と人生に効く51の言葉-

 

文庫化はめっちゃ最近。

こっちの方が顔が大きくて、画像的にいいね。

たった一人の熱狂 (幻冬舎文庫)

たった一人の熱狂 (幻冬舎文庫)

 

舌を下あごの方に突き出して、こちらを睨みつけてる男性。

この表紙を飾っているのが、幻冬舎の社長でもあり、この本「たった一人の熱狂」の作者でもある見城徹さん。

 

この本を読んだ自分の感想を一言で表すと、「悔しい」という気持ちに近い。

本来なら印象に残ったところを引用して、いろいろ書きたいけどメモの量がおかしなことになってる。

だけど自分の人生経験や思考量、下した覚悟の回数が乏しいせいか、メモ書きに出てくるのは薄っぺらい言葉ばかり。

それも悔しくて。

 

ブログのタイトルは、捻り過ぎた感じもする。

国語辞典的には「血肉にする」、「心に刻む」

というのが正しい表現だし

 

それでもこう付けた。

 

「血肉にする」とか「心に刻む」という表現じゃ、物足りない感じがした。

見城さんが書き綴った文章は、濃くて、ギラギラしていて、人間身溢れる言葉ばかりで。

その言葉に、いい意味で暴力的なまでに打ちのめされた感覚を、どうにかして表現したかった。

これが今の僕にできる精一杯の表現。

 

本書は見城さんの強い主張の部分が、太字で強調されてます。

けれども、僕が好きな一文はたんたんと書き連ねられていたこの文章。

縮小を続ける斜陽の出版界で、僕のように編集、営業、宣伝、経営、そして社外の外交もすべてこなせる人間がいるのだろうか。 

将来の利益がゼロになる可能性も考えつつも、斜陽の出版業界に拘る覚悟。

反語の表現に込められた、圧倒的なまでの自信、自負。

もちろん、そう述べるだけの成果を数字として残している。

ビジネスにおいて、数字はシンプルで裏切らない。

かっこいいなと思いました。

 

一応まだ20代前半だし、若者の一人として思うのは。

若者にとっては、ちょっと古臭い言葉があるし、そんなのカッコ悪い!!

と言いそうな言葉があったりします。

GNOは絶対死守

まずGNOってなんだよ!?って感じですよね。

 

GNOは「義理」「人情」「恩返し」の頭文字。

恩返しとかは言葉にしても、義理人情を口にする大学生は少ない気がする。

古臭くてダサい。みたいな感覚があるんじゃないかな。

けど、別にそれでもいいと思う。

 

自分のなかで大切にしておけば、わざわざ口にする必要はない。

行動で示せばいいと思うから。

 

この本は7つの章から構成されていて。

個人的には、見城さんの人柄が感じられる

第四章「切なさを抱えて生きる」が一番好きですね。

「死」についても書いてあるので。

まずこの章題の表現が好き。笑

 

その4章の1つに

野心なんか豚に食われろというものがある。

 

ここでは、若かりし頃の見城さんが、学生運動に影響を受け、革命を起こそうと考えていたことが描かれています。

「青春の墓標」や「二十歳の原点」を読んだ当時、僕は心から共感した。

社会を変革し、人々を幸せにするために命を懸ける。

そんな生き方が愛おしくてたまらなかった。

理想に燃えて革命を夢見たものの、世界はまるで変わらない。

そのことに絶望して死を選んだ、奥浩平や高野悦子に、僕は借りがあると今でも思っている。

これだけだと、ヤバい奴じゃん!!と言われること間違いない。

なので後日談の方から補足。

熱狂は無理にすることはできないし、ほかの人がすごいと言っていることにも熱狂できない。

だから、自分が出会ってすごいと感じ、「俺の手で何とかしてやろう」と思ったときに熱狂がはじまるわけですよ。

見城さんは、「熱狂は才能に対して起こるもの」と言っています。

編集者として様々な作家に「熱狂」して、どうにかして本を出そうとした。

その結果として、

奥浩平や高野悦子が命掛けで憎んだこの世界が、いかに憎いか。

僕の成功と出世によって、逆説的にこの世界の醜さを証明してやるという意気がりがあった。 

このことを21歳で決意した、ということが衝撃でした。

今の自分よりも若い!!

結果として実現してみせたことに、非常に敬意を覚えます。

 

副題が「仕事と人生に効く51の言葉」とあるように、非常に刺激的な本。

いろいろ書きたいことはあったけれども、薄っぺらい言葉しか出てこなくて。

だからこそ「百聞は一見に如かず」ということで、騙されたと思って直接読んで欲しい一冊だなと思う。

幻冬舎がますます好きになりました。

見城さんが元気でいて欲しいので、幻冬舎の本を買っていきたい。

僕に出来ることは、それくらいかなと思うので。

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