受験勉強は1年あればどうにかなる。
男子校の記事が結構読まれてるので、受験勉強のことをちょっと書こうかな。
高2までの僕の得意科目は、国語、歴史、現代社会等の公民科目。
不得意かつ嫌いな科目だったのは数学、物理でした。
理系に行ったのは、やりたいことが理系のことだったから。
あんまり覚えてないけど、数学とかは偏差値50行けば上出来だったかな?
順調に低空飛行の成績をたたき出し続けた僕は、見事に浪人しました笑
確かセンターは7割ぐらいで、偏差値は50前半だったと思う。
浪人して河合塾に入りました。
僕は家では怠けてしまう自信しかなかった。
だから授業で河合に行って、閉館時間までこもり続ける毎日。
おかげで、偏差値自体は主要5科目で60前半をキープし続けたし、科目によっては70を越えたこともあった。
2回目のセンターは8割半ばぐらいで、北大の後期に5人中ビリでなんとか滑り込み、今に至る感じですかね。
もちろん、私立に行ってそれまでの下積みがあったから言えるんだ!!と考える人もいると思う。
でも受験勉強の本質は、学校の先生がずっと言っていたことにあると確信してる。
別に特別な方法でもないし、生意気な僕はそれを無視してました笑
順番に4つ挙げていきたいなと思います。
参考書に浮気しない
友人とあの参考書いいよね、とかそういう類の話が必ず出てくると思う。
同級生にも単語帳だけで、5,6冊も持ってる人がいた。
実際僕もいろいろ持ってましたね。
数学だと、学校で使ってた青チャートと名前を忘れた1冊。
あとは周りの評判に流されて買った大学への数学や、当時通ってた塾のテキスト。
数学だとⅠAやⅡBでテキスト違うし、何冊あったか分かんないですね笑
参考書を何冊も持つ根拠として言ってた気がするのが、
いろんな問題を解けた方が試験の際に役に立つ!!!
一見それっぽいんだけど、絶対やめましょう。
順番が違います。
基本ができないと多くの問題に対処できないし、
違う問題ばかりこなしても、基本が身につくわけではない。
同じテキストの問題を何度も解こう
有名な「エビングハウスの忘却曲線」というものをご存知でしょうか。
誰でもこんな経験があるはず。
授業でやったはずなのに、、、
家で勉強したはずなのに、、、
実際の試験では似たような問題が解けない経験。
その理由がこれ。
バイトで塾講師をやってた頃は、ゲーム好きな生徒には、よくゲームを例にしてた。
キャラの名前とかストーリーをもう覚えてるけど、最初から覚えたわけじゃないでしょ?
毎日、何度も繰り返しゲームをやるうちに、すらすら出てくるようになったんでしょ?
勉強もそれと同じだよ、みたいな感じ。
参考書に浮気するなと書いたのは、同じ問題を何度も解くことができないから。
それに時間を置いてもう一度解こうとすると、すらすら出来ることはほとんどない。
騙されたと思って受験生の人はやってみてほしい。
もちろん、解き直すまでの間隔にもよるけど。
頭で「分かった」気になっても、実際に「できる」訳ではない。
なので、出来るようになるまで身体に叩き込みましょう。
黒板を写したノートとかを見ないで、ひとりでスラスラ解けるようになったらOKですね。
実際に自分の身につく頃には、頭で悩むことがほとんどない。
こうやればいけるんじゃないか?みたいな感覚があって、手が動くようになってるはず。
僕は数学のテキストの間違えた問題に、正の字を書いて何周もした。
予習、復習、他教科の勉強とかで空けた間隔は忘れてしまったけど、多くて7周ぐらいしたと思う。
それだけ血肉になってない、ということだから情けないけど。
自分に必要なレベルを理解しよう
実際の入試がラスボスだとすると、いきなり挑戦しても倒すのは難しい。
やっぱり、RPGの王道のようにスライムを倒しながら、経験値をためてレベルアップしなきゃ。
その途中で、武器という名の新しい知識や手法を学んで。
そしたら、その武器をちゃんと使えるように何度も敵を倒して。
また勝てない敵に出会ったらは、ノートを見たり、先生に質問して助けを乞いましょう。
あと意識して欲しいのが、
ある程度レベルが上がったのに、いつまでもスライムを倒していたんじゃもったいない。
逆に、レベルが上がる前にドラゴンのような強い敵に挑戦し続けても、負けてばかりで強くなれない。
だからこそ、自分のレベルに合った参考書を使うのはとても大切。
そういう意味では、大手の予備校というのが最も適していると僕は思う。
まあ河合塾のおかげでなんとか北大に入れたというのも大きいけど。
大手が良いなと思うのは
- ラスボスを見据えたテキスト
- 添削サービスが充実してる
というのが大きいかな?
どこの塾に行ってもテキストが時期によって、何度か配布されると思う。
大手はそれまでのノウハウが溜まってるから、レベルに合った敵を用意してくれる訳ですよね。
ラスボスを倒すには、この時期までに、この敵を倒せるようになっていればOKみたいな。
後半になるとテキストが新しくなって、用意される敵も強くなってる訳ですから。
自分のレベルが分からなくても、解ければ必要なレベルに達してるってことでいいと思う。
添削に関して
国立志望の人にとって、記述は避けて通れない道。
勉強してて困るのが採点ですよね。
答えに一応基準が載ってても、これはどうなんだ!?と感じることは絶対ある。
河合塾は講師の方以外にも、予約すればすぐに添削してくれる人がいるのでお世話になりました。
僕は浪人して調子に乗り、京大を第一志望にしてたので、ネイティブの方に毎日のように英作文の添削をしてもらってました。
英訳も講師の方にお願いして、怒られまくってました笑
自分では良いと思っても、全然違うことばかりなので添削はぜひやってもらいましょう。
今の京大コースは分かりませんが、直前の講習では文理問わず国語と英語の添削をやってくれたので、ありがたかったですね。
見直しは必ずやろう
これもよく言われてることだと思う。
テストを受けたり、添削をしてもらったら、絶対に見直しをしましょう。
「あ~、あのときこうしなきゃ、もっといい点だったのに」とか
「こうやればよかったのかー」とか。
こう思ってる段階で、「できる」ようになってません。
テスト範囲が広いのは大変だけど、そのおかげで自分が「できる」範囲も確認できる。
今まで同じ問題ばかり解いて、自分の血肉になっていれば、テストで初めて見た問題でもスラスラ解けるはず。
基本的に、浪人中の受験勉強のスタンスはこんな感じ。
1年あればどうにかなるって言ったけど、ある程度の勉強時間は前提にしてる。
僕は要領がよくないので、12時間ぐらい毎日やった。
毎日そんなに勉強したくないけど、「いい大学」に行きたい人は、早い段階からコツコツやればいいと思うし。
受験勉強って努力がちゃんと報われるもので、やれば意外とどうにかなる。
調子こいて狙った京大に落ちてるので、説得力が弱いんですけど。
浪人について
浪人は避けた方がいいと思うけど、するなら落ちた理由を考えよう。
もちろん、勉強が足りなかったからだとは思うけど。
じゃあ、それ以外の時間は何に使っていたのか?
僕の場合はアニメですね。間違いない。
今でも素晴らしい時期だったと思う!!笑
アニオタでなくても聞いたことがあるものも多いはず。
一番勉強しないといけない、高2~3時代のアニメランキングの上位ほとんどは見た記憶があるんだなあ。。笑
浪人中は、前半はWORKING!!、後半はアマガミの一本ずつに絞って乗り切った。さすがに息抜きがないとしんどいからワンセグで録画。
PCで見たら、ネットサーフィンをして止まらない確信があった笑
今の時代だとスマホとかなのかな?
SNSも発達してるし。
もし受験生で見てくれてる人がいたら、使えそうなとこだけスクショして勉強してくださいな。
いろいろ書いたけど、学校の先生が言っていることと大きな違いはないと思う。
得意不得意、試験の配点とかで戦略は変わるので、そこら辺は言及しません。
それ以外で参考になることがあればいいなと思うので、頑張ってほしいですね。