中高一貫男子校出身だけど、進学先としてどうなのか考えてみる。
ちょっと前ですけど、水泳の北島選手が引退しました。
インタビューも見ましたが、めっちゃ悲しくて少しうるっと来ました。
個人的に涙脆いのもありますが、一応高校の先輩でもあるので。
懐かしくなったと同時に、進学先としてはどうなんでしょうかね?
ちょっと考えてみたいと思います。
まずはメリットの方から。
受験勉強の先取りができる!!
中高一貫校に行くことのメリットで大きなものは先取り学習ですし、親御さんも一番期待しているはず。
スポーツ推薦等でもない限りは、いわゆる「いい大学」に入試で合格することを目的として入学していますからね。
僕の高校では確か、高2で受験に必要な範囲はすべて終わりました。
高3は演習ですね。ひたすら。
いわゆるヤンキーがいない。
私立校だったので、根はまじめな人が多かったかな?
だから、ヤンキーというものがよく分からない。
僕のヤンキーのイメージは、ごくせんとかGTOから構成されてる。古い。
よくあるイメージが女の子を巡って問題を起こすやつ。
女性が悪い訳じゃなく、やっぱり人間関係って異性が関わることでドロドロしていくことが多いわけですよ。
そういう意味では、荒れる要素の大きな1つが学校内に無いので。
ヤンキーが生まれにくいというのはあるんじゃないかと思う。
女性関係に関しては、学校で悩む必要がない!!!!
メリットなのか、デメリットなのか分からないのがこれ。
生徒は全員男だから、彼女ができても他の学校の女の子とか。
大学に入って男子校出身とか言うと、ゲイはいなかったのかよく聞かれたけど、どうなんですかね。たぶん、いなかったと信じたい。
ただ、女の子と話し慣れていないと、大学に入ってこじらせる可能性も。
塾に行けば女の子もいるけど、そんなに早くから通う人も少ないし。
まじめに過ごしてると、文化祭とかでしか女の子と会話する機会がない。
よって、二次元に逃避する男子が多いのも仕方ない!!(証明完了)
実際僕もそういう感じで、どっぷり逝きましたからね。
勉強ができないとプレッシャーを感じる
うちの母校だと中3の段階で、勉強ができるやつを集めたクラスがありました。
良いのか悪いのかそこのクラスに配属された僕は、見事にクラスで落ちこぼれましたね。アニメ効果もありましたが。
競争するのはすごく良いと思うのですが、一度落ちこぼれた身からするとプレッシャーを感じるわけですよ。
あいつに負けないとかいう気持ちを持ってれば、プレッシャーってめっちゃ良い効果を生むと思うんですけど、気持ちが折れてしまうとやっかいですよね。
それじゃあデメリットを挙げるけど、お金の話しか出てこない笑
授業料に見合う効果が出ているのか疑問
これに尽きますね。
メリットが先取り学習なのだし、大学受験をゴールにしているのであれば気になるのも当然。ご存じの通り、私立校の授業料は高い。
下のブログによると、公立と私立中学出身の学生の偏差値を比較すると、5の差があったらしいですね。
この方はいろいろ述べていますが、この「5」 という数値に注目してみる。
テストを受けたのが高校〇年生なのか分かりませんし、「5」違ったのが3教科の平均偏差なのか、1科目だけなのか謎ですね。
科目によって受験者にバラつきがあるはずなので、一番大きかった1科目の差なんだろうなぁと思います。主要3科目平均なら、2~3ぐらいなのかな。
単純に高1とすると「2~3」の偏差値を上げるために270万円を投資したことになる。高3だったら450万円ぐらい?
そんなもんかと思う人もいるかもしれないし、こんなに掛かるの!?と思う人もいるかも。でも、まだ含まれていない可能性が高いお金があるんですよね。。
ずばり、中学受験をするときに掛かった塾代ですね。
何年間塾に通うかは人によると思うのですが、中学受験をするなら塾で勉強するのが当たり前なんじゃないかなと思ってます。
4年生から通うとすると、250万円ぐらいらしい。
ということは、約2~3の偏差値を上げるために700万円ぐらい掛かるのかな?
ずいぶん荒い計算というのは自覚してます。
ですが、浪人して毎日12時間以上は勉強してたら、現役のときより主要5科目の平均が10以上は伸びたので、コスパが悪いのかなと感じちゃいますね。
もちろん、勉強してなかった自分のせいだけど、環境じゃなくて自分がいかにしてやるかってことが重要だと思うので。
いろいろ書きましたが、結局は親子の気持ちの問題だと思う。
小学6年生だった僕に、いろいろ話しても納得してくれないだろうし。
親御さんからすれば、子供は良い方向に成長して欲しいと願うはず。
私立校にはそういう信頼感があるからこそ、お金を掛けてでも通わせたいのでしょう。
とりあえず男子校に通っている学生さんには、文化祭で勇気を出してナンパして、最低1回は3次元でデートをして欲しいですね。
追記
意外と読んでくれる方が多かったので続きを書いてみました。