ホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領の3年前のスピーチを聞いて。幸せってなんだっけ?
ホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領をご存知でしょうか。
今日(2016年4月6日)初来日するということで、最近ニュースになっていますね。
ちなみにですが、僕が知ったのは一昨日です。
普段、全くテレビを見ない生活をしているというのもあるけど無知すぎました。
お恥ずかしい限り。もっとアンテナを張らないといけないと再認識させられます。
実際に絵本にもなったスピーチが行われたのは、2012年6月20~22日のリオデジャネイロで行われた国際会議です。
日本語訳は下のリンクから。
このスピーチを聞いて、読んで、思うところがあったのではないでしょうか。
ムヒカ前大統領のスピーチが良いなと思った理由を2つ挙げたいと思います。
というか2つ目は自分でもまとまってないけど、書きたかったので。
1 話の内容が尖っているところ。
この理由がなければ、ここまで有名にならなかっただろうし、絵本にもならなかったと思います。
しかしながら世界各国の首脳が集まった中で、小国の大統領が、これだけ勇気と熱意を持ったスピーチをされたことに非常に敬意を覚えました。
僕はまだ社会に出てないので、教授の前ぐらいでしか経験がありませんが。
自分の立場が弱かったり、大勢の前で話をするときは、無難な発言に終始して、本音を隠してしまうことの方が多いと思います。
消費主義社会の恩恵を享受している先進国諸国にとっては、止まらないグローバリゼーションを問題として提言されるのは痛い。
それでもムヒカ前大統領は、このことを言及したかったのだろうなという熱意が伝わってくる身振りも印象的でした。
2 幸せってなんだっけ?と考えさせられる。
個人的に、このスピーチでターニングポイントになっているのは次のところ。
私の同志である労働者たちは、8時間労働を成立させるために戦いました。
そして今では6時間労働を獲得した人もいます。
しかしながら、6時間労働になった人たちは別の仕事もしており、結局は以前よりも長時間働いています。なぜか?
バイク、車、などのリポ払いやローンを支払わないといけないのです。
毎月2倍働き、ローンを払って行ったら、いつの間にか私のような老人になっているのです。
参照元 Read the original here: http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/#ixzz451wiuWqb
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当たり前だけど、幸せって人によって違ってて。
でも一番イメージしやすい幸せって、欲しかったものを買ったときだと思う。
中学生でも大学生でも社会人でも、お金を貯めてゲームや服、車を買ったりというのは嬉しいはず。
だからこそ、何かを手に入れるために働いてローンを組んだりする。
けれども、それこそがムヒカ前大統領曰く、消費主義社会にコントロールされている状態なんでしょう。
でも当人にとっては、欲しいものが手に入って幸せかもしれない。
もうね、いたちごっこですね。この点に関しては結論が出ない。
なぜか?
最初にも言ったけれど幸せって人によって違うと思うから。
実際に、何かを買い、生活が豊かになって幸せを感じた人もいるでしょう。
消費主義社会において、ものを大量に生み出すことで幸せを感じた人もいるでしょう。
現に、消費主義の社会が多くの産業を生み出し、貧富の差を生み出した。
お金だけが幸せじゃないといいながらも、現にお金がないと生活できないという現実がほとんどだから。いたちごっこに感じるのだと思う。
まあこう考えてしまうこと自体も、消費主義社会の思うつぼなのかもしれませんね。
最近Twitterを見てると地方移住とかが盛り上がってて、東京暮らしが長かった身としてはいいなぁと思います。
新しい働き方じゃないですけど、PC1つあれば地方でも十分暮らしていけますし。
だからこそ幸せってなんだっけって考えて、自分なりのベクトルを持って生きていかないとなぁと感じました。
以上が僕個人の感想ですが、人によっては違うと思います。
なぜなら、立場や状況によって考えというのは様々に変化するだろうし。
とりあえず、初来日らしいので日本を好きになって欲しいですね。
今日明日はちゃんとテレビ見ようかな。
ではでは。