人口クモ糸の服を着る未来がやってくるかも。
このように生物が持つ力を借りて、新しい技術の開発やモノ作りに活かすことをバイオミメティクス(生物模倣)といいます。
たぶん、一番身近な部分だと新幹線の流線形のボディかな?
参考にしたのはカワセミ。
水中に飛び込む際に、抵抗を減らす理想的な形らしい。
と思ったら、マジックテープがオナモミから、トヨタのエンジンはキリギリスの足裏を参考にしているようですね。。
全然知らないやつが多かった。笑
北大にもバイオミメティクスの研究をしている先生がいて、授業を聞いたことがあるんですけどね。
学生に対して、どんな技術が実現されるかな?と聞いてくる訳ですよ。
よく出てくるのがイモリの再生能力や、クモの糸の利用とかかな?
イモリの方は分からないけれど、クモの糸は製品化ができるかもしれない!!
ということで、ワクワクしたので紹介したいと思う。
少しずつ紹介していきたいと思う。
日本の企業が関わっている。
日本のバイオベンチャーが、このような研究に携わっていること。
これが単純にすごく嬉しい。
非常にエコな服ができる。
現在の主要な服は、ナイロンなどの石油由来の化学繊維。
今回利用されている素材の人口クモ糸は、微生物由来のたんぱく質。
そのため必要なエネルギーが少なく、リサイクルも可能!!
裸族でもない限り、服は必要ですからね。
石油の利用削減のためにも、伸びていって欲しい。
難点としては、商品が少しお高いところ。
人口クモ糸を使った商品の第一号である「ムーン・パーカ」は12万円程度、になるかもしれない。
新技術ですからね、高くなってしまうのは仕方がないこと。
生産実験を本格的に開始した08年と比べて生産性は4500倍に向上し、製造コストも当初の5万3000分の1に圧縮し、普及を目指せるコストでの生産が視野に入ったとしている。
ここまでの価格になれば、話題性で買う人も出てくるはず。
拡大写真がないので何とも言えないけど、見た感じ普通の服と変わらないし。
クモの糸が持つ強靭性がすごすぎる。
ずっと気になってるのがこの部分。
同社が開発に成功した人工クモ糸素材は鋼鉄の340倍の強靱性、ナイロンを上回る伸縮性、そして300度まで耐える耐熱性が強み
ここまでのスペックが、服に求められるのか??
鋼鉄の340倍って防弾チョッキかなんかですかね。笑
この数字に目が行ってしまうけど、一番の利点は石油の消費を減らして服が作れること。
もうちょっと価格が下がったら、試しに着てみたいですね。