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有機合成をしてる日本酒好きな北大生が,思いついたこと垂れ流します。
3年次に就活して内定貰ったのに,やっぱ研究したいと思って大学院に進学したり ,
インドに留学するために休学したり。絶賛人生迷走中。

バブルを知らないゆとり世代だけど。「国家がよみがえるとき」を読んで。

読書

僕は、バブル崩壊とほぼ同時の1991年生まれ。

ゆとり教育も小学生のときに受けました。

円周率が3になったのも経験済み。

 

だから「Japan as No.1」とか言われても、何もピンと来ない悲しみ。

ジャパンアズナンバーワン―アメリカへの教訓 (1979年)

ジャパンアズナンバーワン―アメリカへの教訓 (1979年)

 

物心ついたときには失われた10年とか叫ばれていて。

気付いたら失われた20年になってて、いつ回復するのか。

 

そんな中、次世代CEOの本棚でこんな本が紹介されていて。

国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由

国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由

 

フィンランドに留学した友人がいたのと、

日本が元気になって欲しいと思っているので読んでみることに。

 

それまでは、税金が高い福祉国家、という印象が強かった。

人によっては、ムーミン、サンタクロース、森と湖などを思い浮かべるかも。

僕は、ムーミンのことをすっかり忘れてましたが。。笑

 

フィンランド人が、フィンランドについての研究を論文にしていて。

その内容を紹介していく、というのがこの本の形式。

外人による研究ではないので信頼性が高い!!

 

なぜ、この国は何度も蘇れたのか?

3つ挙げていきたい。

 

その前にフィンランドを襲った危機について。

簡単に知っておく必要があるので、紹介します。

 

実は独立してから100年経っていない国、というのをこの本で知りました。。

  1. 1917年のロシア革命の混乱に乗じて、1918年に独立。
  2. 第2次世界大戦でソ連に侵攻され、防衛のために戦うが、それがナチス・ドイツ側と認識され敗戦国に。
  3. 80年代に好景気が訪れたが、ソ連の崩壊で深刻な経済不況。失業率は20%以上。
  4. ノキアが携帯電話で世界の覇権を握るが、スマホへの移行に失敗し力を失う。

国の人口は、北海道と同じぐらいの約550万人だったため、ノキアの凋落は影響が大きかったようです。

日本でいうと、トヨタが潰れても足りないんじゃないかな?

振り返りは以上で。

 

フィンランド人の考え方。

ある調査によると、

フィンランド人は世界一幸福な国民の一つ 

明らかに大多数の人が、自らの幸福を自分で作り出せる可能性について楽観視している。

日本人は、悲観的な考え方をしているように感じます。

個人的にもそうだから、というのもある。笑

 

「未来を楽観視できる」というのは羨ましく思いますね。

何度も危機を乗り越えたからこそ、次も大丈夫!!

というように考えるようになったのかもしれない。

 

逆に日本人と似ているな、と思う要素は、

「勤勉」「粘り強さ」「謙虚さが美徳とされる」

といったことですかね。

 

 

環境が持つ強制力。

元々フィンランドは、日本同様に大した資源がない。

国土の7割以上は森林で、氷河の影響も受け、農業にも適していない。

また人口も少なく、海外を意識してビジネスせざるを得ない。

 

危機を迎える度に知恵を絞り、イノベーションを起こした。

ハイテク産業を育て、同時に教育大国にもなった。

 

じゃあ日本も危機に陥ればいいの?となりそうだけど、

それは嫌じゃないですか。

だけど、こういった危機感がないと、人って動きにくいですよね。

やっぱり生き物としての本能があるから。

 

再チャレンジを支える福祉。

フィンランドは近年、若者によって活発に企業が行われているようです。

大学生の多くが一度は企業を考えるというほど。

そこにあるのは、非常に豊かな福祉があるからこそ、気軽に企業に挑戦できる、という関係。

 

何かに挑戦する際には、退路を断つことも大事だとは思う。

その半面、やっぱり怖いな、と思ってしまうのも事実。

充実したセーフティネットが、それを一押ししてくれる、というのは素敵だなと思います。

 

最後に、日本とフィンランドの共通の課題が挙げられてます。

今までの忍耐強い仕事の進め方を守りながらも、物事がうまくいかない状況でも、もっとリラックスして、ユーモアと自他に対する寛容な気持ちを忘れずに対処していくこと

慢性的な多忙は創造性を奪う

日本人には結構痛い言葉なのかな?と感じます。

インド人に囲まれて生活してると、この言葉は刺さりますね。

 

フィンランド人の知り合いは一人もいないけど、話してみたくなる本でした。

海外に来て、日本人であることを今までにないほど意識して。

様々な国の人に興味が出てきたので、タイミング的にも面白く読めましたね。

ムーミンの国ということを知ってる人も、知らなかった僕のような人でもOK。

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