「こども食堂」の役割と、学習塾が担っている役割が実は被っている。
NewsPicksの記事を寝る前にチェックしてたら、めっちゃ素敵な記事があったのでシェアしたいがために書いてみる。
「こども食堂」ってなんだ?と思い、興味本位で読んでみたら素敵な内容。
東京都練馬区で飲食店を営む只野公朋さん(39)は昨年10月、区民館を借りて「ダイコンこども食堂」を始めた。
子どもは無料、大人は300円。毎月第1、第3月曜に開き、子どもや親子連れなど毎回約10人が訪れる。
区内の「ねりまこども食堂」をSNSで知り、見学したのがきっかけだ。
日本の子どもの6人に1人が貧困とされることを知り、ショックを受けたという。
まさか地元の練馬区でも行われているとは!!
練馬区は大根が有名?なので、このネーミングにも僕はしっくりきます笑
あとは練馬ナンバーの車が多いこととか?
練馬ですごいものってなんなんだろう。。。
練馬区のことはさておき、、
まずこの「6人に1人が貧困」の定義がいまいちピンと来ませんでした。
なんとなく収入のことなんだろうとは思いましたが、いくらか分からない。
少し古いデータですが、平成21年度の日本の所得の中央値が250万円なので、125万円以下で生活している人が貧困ラインを下回っているということです。
貧困ラインを下回ったいる人の年収が125万円であり、月収でいうと約10.4万円です。これに当てはまる人が日本だと16%、6人に1人いるということです。
非常に分かりやすい良記事を見つけることができ、さらに勉強になりました。
やはりググることの大切さを感じます。
ちょっとこの記事の感想を書いていると、カオスな分量になるので。。
この取り組みを読んで、僕が思い出したことは塾の役割でした。
学習塾から連想することは、
- 単純に勉強ができるようになる
- 偏差値を上げて志望校に合格する
ということがほとんどだと思う。
もちろん、そういう目的がほとんどでしょう。
お金が結構掛かりますからね。
僕の実体験を少し話したいと思う。
学部生時代、塾講師のバイトを2年ぐらいしてました。
相手は小中学生で、勉強ができる生徒はそこまで多くなかったですね。
集団じゃなく個別指導の塾で教えていたので、レベルの差が結構あったり。
反抗期とかでやんちゃな生徒も多くて、真面目に勉強してくれなかったり。
昔の自分を見ているようで、かわいいなぁとか思ってた。笑
長く教えてると生徒も結構慕ってくれて、休み時間や授業中も雑談します笑
生徒によっては、雑談して乗らせるのがコツだったので。
あめとムチみたいな感じですね。
そうすると楽しそうにいろいろ話してくれるので、学校でも楽しそうにやっているんだろうなと、思うじゃないですか。
でも実は違ったりします。
たまに親御さんが来て、教室長と面談して。
楽しそうにワイワイ騒いでいる生徒が、実は学校ではあまり馴染めていなかったりする、というお話を伺いました。
学校には行きたがらないのに、塾には楽しそうに通う、という話を聞いた際は、非常に身が引き締まる思いがしたのを覚えています。
もちろん生徒によるけれども。
学校で騒げないからこそ、塾で発散する、という形ですね。
勉強が苦手な生徒の方が、比較的多かったと思います。
先生は忙しくてフォローしきれないのかもしれない。
学習塾でバイトを始めた頃には、全く想像していなかった役割でした。
もちろん、これが大学受験のための塾では、話は変わってくると思う。
生徒も年齢を重ねているし、大学受験と高校受験では少し話が違いますから。
しかしながら、塾が1つのコミュニティになっていると言っても、「こども食堂」と塾では全く層が違います。
誰でも塾に通える訳じゃない。年齢も違う。
そういう意味で「こども食堂」は非常に重要だと思う。
なにかしら頼ることのできるネットワークがあるというのは、いくつになっても変わらないでしょう。
この取り組みは非常に素敵なものですが、運営する側にとっては負担になるのも事実だと思います。
思いやりだけでは続けられませんから。
クラウドファンディングがあったら支援したいと思いますが、とりあえずはブログでの紹介という形で。
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