理屈ゴネ男だった自分が、言い訳を止めて環境を変えた考え方。
インドに来てしばらく経ったけど、研究テーマも与えられてすでに取り組んでおります。
もちろん、環境的には日本よりも劣る。
研究がめちゃくちゃ進んでる大学に留学した訳じゃないからね。
左奥にエバポ、中央奥にドラフト、左奥に置換用の窒素。
TLCをUVでチェックもできる。
金銭的な問題でガラス器具の量が少なかったり、有機溶媒や試薬の量が少ない。あとはフラッシュカラムじゃなかったり。
有機化学が専門じゃない人にはさっぱりだと思うけれども、実験をする上で欠かせない器具を挙げてみましたm(__)m
けれどもテーマ的には面白いことが出来そうだし、留学して良かったなとは思ってる。
こういう書き方をすると、北大での研究に不満があったと捉えられそう笑
まあなかった訳じゃないけど、よりやってみたいことができた、っていう言い方が正しいかな?
自分の力でどうにかするよりも、環境を変えた方が手っ取り早く目的を達せると思った。
もちろん、留学する前にいろいろ相手先の教授とやり取りして。
やってみたいことを伝えて、イメージが湧いたというのもあるけれど。
北大での研究は、目的のターゲットをデザインをする必要がなかったけど、その部分をやってみたくなった、って感じ?
以前、創薬の研究を家づくりに例えました。
その流れで言うと、既にお客さんの要望する家がほぼ具体的に決まってて。
それに合わせて設計図を考えて建築をしてた。
けれども、その要望を自分なりにデザインすることに興味が出てきた。
もし博士に進むなら、取る前にやってみたいなーと思ったわけですね。
ボスに相談すればできたかもしれない。
けれども自分のテーマでいっぱいで、それを途中で投げたくなかった。
まあいろいろある。
いろいろって誤魔化すときにめっちゃ便利ですよね。
せっかく貰った仕事ならちゃんとやり切りたいとも思っていたし。
それなら休学して留学しちゃえばいいじゃん、って思い今に至る。
学生時代に1回は留学したかったのもあるけど。
周りのしがらみとかで、~ができない。
できない理由を考えてばかりじゃなくて、どうやったらできるか?
言い訳ばっかりしてたら、思考回路がそういう感じになる気がする。
土地柄もあるかもしれないけど、大学の理系の友人は大人しい人が多いので。
僕はどちらかというと変な人だったと思う。笑
年齢が上がれば上がるほど、立場が偉くなったり人間関係が広まっていく。
何か行動を起こすということが、自分だけの問題にならなくなっていく。
だからこそ、”良い意味で”若いうちは自分だけの問題にしやすい。
そういう時に、頭でっかちにならずに行動する癖をつけるといいんじゃないかと思う。
もちろん、ちょっとは考えないといけないけど。
だけど考えれば考えるほど、言い訳が自分のなかで生まれてくるとも思う。
僕自身、言い訳をするのはめちゃくちゃ得意な自信がある笑
親からよく「理屈ゴネ男」とか言われてた。
けれども僕自身、インドに行くことに100%納得してた訳じゃない。
やってないことをいくら考えれても、それは想像でしかない。
ロジカルシンキングにある、すべての情報を得ることができないという壁。
自分がしてる言い訳が間違ってるかもしれないなら、後悔しないようにやってしまえ、という感じ。
行動を起こしちゃえば、もう言い訳はできない。
そうやって退路を絶つことが大事なんじゃないかと今は思ってる。
そこで頑張って何かしらを得れば、後付けで合理性が生まれるはず。
退路を断てば、自ずと努力して結果を得ようとするから。
まあ何も得ることが出来なかったら、笑い話にすればいいんじゃないかな?
飲み会での鉄板ネタができたとでも思えば。笑
自分の失敗したことを笑い話にできる人を個人的には尊敬するし、そういう人はだいたい面白いと思ってるので。