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大学院で有機合成をやってた人の思いつきの垂れ流し。
3年次に就活して内定貰ったのに,やっぱ研究したいと思って大学院に進学したり ,
休学してインドで留学してから中退したり。とりあえず生きてます

尿と線虫でガンを診断できる時代が来るかも!?

最近の医療って、治すことよりも予防することに重きを置く、という方向に転換しつつありますよね。

そんな中で見つけた、少し古いけど面白い記事がこちら。 

www.mugendai-web.jp

タイトルだけでも面白そうなんだけど、いろいろ重要な情報も載ってます。

年間30万人ががんで命を落とし、3人に1人ががんで亡くなっている。また、生涯のうちにがんにかかる可能性は、男性の2人に1人、女性の3人に1人と推測されている。

医療費も膨らむ。厚生労働省の発表によると2013年には3兆8850億円が、がん医療に充てられた。

当時の日本の歳出額における社会保障関連費は、約29兆円ですからね。

年金や生活保護、がん以外の病気の医療費等、いろいろ含まれてるはずなのに、がんの医療費だけで13%も占めてます。

国債での借金や、年金の問題を考えたら、この治療費の割合を下げたいと考えるのは自然ですよね。

 

そんな中で、非常に安いコストでガンを早期発見できるかもしれない、この研究はめちゃくちゃ面白いなと思いました。

ガンの発見に関する研究は他にもいろいろあるのですが、「尿1滴と線虫でガンの診断ができる」というインパクトにはやっぱり敵わない!!

記事の後半にも載っていますが、この研究のすごい所を引用すると

・早期がん(ステージ0や1)まで発見できる
・すべてのがんを1度に検出可能(早期発見が難しいすい臓がんを含む)
・95.8%という高感度
・必要なものは尿1滴
・診断結果が出るまで1時間半という迅速さ
・数百円という安さ

良い所は挙げたので、あえて問題点も挙げてみたいと思う。

まず目につくのが母数が小さいことですね。

がん患者24人に対して、となっています。

95.8%というのは高い数字のように感じますが、母数が大きくなればなるほど取りこぼしが増えてしまうわけで。

正確性が増して、実用化するのにはまだ時間が掛かりそうだなと感じます。

 

がんの場所が特定できない等、他のことは記事で言及されてるので割愛。

僕が挙げた問題自体も、多くの患者からデータを集めればクリアできると思うので、3年後の実用化も可能かもしれませんね。

 

抗癌剤に関する研究をしてるけど、やっぱり予防の分野の研究がアツい!!

予防技術が発展したら、薬の市場が小さくなるはずなので注目してます。

もちろん、予防技術が発展しても病気が無くなるわけではないですが。。

 

ちょっと古いけど、面白い情報が載ってるなと感じる記事がこちら。

g-tac.me

g-tac.me

僕はゲノム関連は専攻してないので、明るい分野ではないですが。

2000年にヒトゲノムプロジェクトが終了してから、ゲノムを読み込むスピードとコストはどんどん安くなっています。

当初は95億円だったのが、今や1万円も掛からないようですね。すごい。

1万円の遺伝子解析で分かる衝撃の事実:日経ビジネスオンライン

安い理由は、もちろん技術的な要素もあります。

ゲノム情報をどんどん溜めていくことで、病気と遺伝子の関連性を調べるときの信頼性がより高まるから、ということが述べられてますね。

 

もちろん、自分の遺伝子情報を読み取られることに、倫理的な問題を感じる人もいると思います。

そう感じる人も、貯蓄されていったビックデータを元に安く、確実に診断できますよ、とお医者さんに言われれば、応じる時代も来るんじゃないかな?

 

勝手な想像ですけど、「新しい診断技術の発達×ビックデータ解析×ゲノム」で医療の破壊的イノベーションが起きたら面白いですね。

僕個人の研究分野は病気を治すことに注力しているけれども、予防に関する研究は今後も注目ですね。

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